スポーツ選手は常に怪我と隣り合わせな職業。大怪我でプレーができなくなってしまったら収入はどうなる?治療費はどうなる?こんなこと一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回は保険のことがわからない!そんな方にスポーツ選手が保険に加入するメリットとデメリットを説明していきます!
限られた選手生命の中で大きな成果を上げるためにも、また充実したセカンドキャリアを歩むためにも保険のことを知っておくといいでしょう!
スポーツ選手が保険に入るメリット
スポーツ選手は保険に入るメリットは以下の通りです。
一般の人と比較して怪我のリスクが高いから
スポーツ選手は一般の会社員などと比較すると、怪我のリスクが非常に高い職業。万が一のことが起こる前にあらかじめ備えておくことで、十分な治療を受けることができるのです。
怪我をした後では加入できなくなる恐れがあるから
前提として、保険を加入する時は契約者本人が怪我や病気がなく健康体でないといけません。怪我等の原因で身体に異常がある状態で保険加入をする場合、保険料の割増や特定部位の不担保、最悪の場合は保険加入ができなくなるなどの恐れがあります。
何か起きてしまう前に備えておくことで、十分な補償を準備することができるのです。
スポーツ選手が保に加入するデメリット
スポーツ選手が保険に加入するデメリットは以下の通りです。
資産形成が進まなくなる
スポーツ選手の平均選手寿命は20代後半である競技が多いです。以下は競技ごとの平均選手寿命です。
・野球 28.1歳
出典:スポーツ報知『プロ野球引退の低年齢化、在籍年数も短くなる傾向』
・サッカー 25.6歳
出典:東洋経済ONLINE『「全員が内田篤人になれない」引退J選手の真実』
・相撲 32歳
出典:小林慎一郎『プロサッカー選手のセカンドキャリア準備に関する類型化』
このように、スポーツ選手の平均選手寿命は20代で引退を迎えてしまう競技が多くあります。税理士の猪俣氏によると、サッカー選手の例をあげるならば「10年後までに1億円の資産形成をしなけれならない」と述べています。
その理由は、スポーツ選手のセカンドキャリアを考えると1000万円程度の資産形成が進んでいないとゆっくり考えることも難しく、また挑戦の幅も狭まってしまうからだと言われています。
サッカー選手に限らず、保険を掛け過ぎることは資産形成を進める中では足かせになるケースもあります。自分のライフプランに合わせて保険に加入すべきか考える必要があるのです。
出典:SOCCERKING『プロサッカー選手とお金のホントなところ…賢明なプロ選手は年収の30%を貯蓄に回す』
所属チームが負担してくれる可能性がある
基本的に選手の怪我は所属のチームが負担してくれることが多いです。ただ、競技で一律の負担額が決まっているわけではなく、所属のチームごとに負担額が変わってきます。
したがって、チームの負担額が多いようであれば保険は不要になるので確認が必要です。
まとめ
今回はスポーツ選手が保険に加入することのメリット、デメリットを述べていきました。
保険は自身の年収やライフプラン、チームの負担状況によって必要なものが異なってきます。そのため、同じチームに所属していても一人一人にあったプランを見つけなければいけません。
資産形成のことや保険のこと、税理士の紹介等でわからないことがあれば、以下のお問い合わせフォームにご連絡ください。いつでもお待ちしております。
【参考文献】
- 令和元年度 体力運動能力調査(スポーツ庁)
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